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心の不調を感じたら

悩む男性

早めの対策がポイント

厚生労働省の統計によれば、「意欲がわかない」「落ち込んだまま回復しない」といった気分障害の患者数は、1996年から2005年までの間に2倍以上に増え、2008年には100万人を突破しています。短期間にこれだけ患者数が増加するというのは、ほかの病気では考えられないことです。うつ病の患者が増えている理由としては、テクノストレスや社会環境の変化を挙げることができます。職場のIT化が進むとともに働き方も多様化し、安定した人間関係が築けないことも少なくありません。上手くストレスを解消できないと、うつ状態が定着してしまうことになります。うつ病に関する知識が普及したことも、患者数が増えた大きな理由のひとつです。従来は何となく意欲がわかない状態だと、本人も周囲も単なる怠けぐせと見なして、特に治療の必要を感じないのが普通でした。けれども社会全体がメンタルヘルスに関心を払うようになり、うつ病は治せる病気であるという認識が広まったことで、早期発見・早期治療を心がける人が増えています。その結果として患者数の増加が見られるわけですが、おかげで重症になる前に回復への道が見つけられると考えれば、これは必ずしも悪いこととは言えないでしょう。誰でも失敗して叱られたり、不運な出来事に遭遇したりしたときは、気分が落ち込んで意欲がわかないのは当然のことです。しかしほとんどの人は、趣味や飲食などで気分転換をして意欲を回復することができます。好きなはずの趣味に対しても意欲がわかない状態がずっと続くようであれば、うつ病にかかっている可能性があります。ただし最近増えている仮面うつ病は、好きなことには没頭できるけれども仕事には意欲がわかないという症状なので、診断は難しくなります。いずれにせよ日常生活に支障があるほど生きづらさを感じているなら、精神科のクリニックを受診することをお勧めします。うつ病の症状は意欲面だけでなく、身体の不調となって現れることもあります。しつこい肩こりや頭痛に悩まされているが、原因がわからない時は、うつ病が背後に潜んでいる場合もあるため、心療内科を受診するのもひとつの方法です。知識が普及してきたとはいえ、まだまだうつ病の治療には不安を感じる方がいるかもしれません。医療機関では患者の同意を得ながら治療を進めていくので、あまり深刻に考えず、気軽に相談してみるとよいでしょう。軽度のうつ病なら、少量の投薬治療ですんなりと軽快することもあります。

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